訪問マッサージ

朝、布団から起きるまでが一番つらい。「こわばり」の奥にある身体の変化

朝の動きづらさや日による違いには、長い時間同じ姿勢で過ごしたことや、麻痺・関節のこわばり、病気や薬の影響などが関わることがあります。このコラムでは、急な変化は主治医に確かめながら、「朝は何が一番大変か」という生活の場面から身体を見ていく考え方を紹介します。

お体の変化や施術について気になることは、主治医や医療・介護の担当者へご相談ください。

「昨日の昼間は歩けていたのに、今朝はなかなか起き上がれない」

高齢のご家族を見て、そんなことを感じた経験はありませんか。

布団の中で何度も身体の向きを変えようとする。ようやく起き上がっても、すぐには立てない。洗面所へ向かうまでに、いつもより時間がかかる。

「昨日はできたのに、どうして今日はできないんだろう」

ご本人も、ご家族も、不安になることがあると思います。

でも、身体の動きは毎日同じではありません。特に、筋肉のまひ(筋麻痺)や関節のこわばり(関節拘縮)がある方では、朝と昼、昨日と今日で、動きやすさに違いが生じることがあります。

朝の身体は、長い時間を同じ姿勢で過ごしています

私たちは眠っている間も、無意識に寝返りを打ち、身体の向きを変えています。

ところが、脳梗塞や脳出血の後遺症、神経難病などによって身体を動かしづらい方は、自分で十分に寝返りを打てないことがあります。

長い時間同じ姿勢が続けば、筋肉や関節が動かしづらく感じられることがあります。

さらに、麻痺のある手足では、筋肉の緊張が強くなる場合もあれば、反対に力が入りにくい場合もあります。

朝の動きづらさは、単純に「筋力が落ちたから」とは言い切れないのです。

関節の病気や炎症、痛み、薬の影響などが関係していることもあるため、急な変化や症状が続く場合は医師による確認が必要です。

「どこが硬いか」より、「何ができなくなったか」

訪問マッサージで身体に触れるとき、私たちが知りたいのは筋肉や関節の状態だけではありません。

例えば、膝が曲げづらい方でも、困っていることは一人ひとり違います。

布団から起き上がるのがつらい方。椅子に座るときに足を引きづらい方。靴下を履くときに膝が曲がらず、毎朝苦労している方。

同じ身体の状態でも、生活の中で困る場面は異なるのです。

だからこそ、「朝は何が一番大変ですか」と聞くことが大切になります。

ご本人がうまく説明できない場合には、ご家族から普段の様子を伺うこともあります。

毎日の動作を見ながら行う、訪問マッサージの施術

訪問マッサージは、筋肉のまひや関節のこわばり(拘縮)などがあり、医療上マッサージが必要と主治医が認めた方が、医師の同意のもとで医療保険を使って受けられます。脳梗塞や脳出血の後遺症、神経難病などがある場合も含め、対象になるかは、病名だけでは決まりません。

施術では、筋肉の緊張が強い部分に、痛みや体調を確かめながらマッサージを行い、医師の同意の内容と身体の状態に応じて、関節を動かす手技を組み合わせます。

施術のときは、起き上がりや着替えなど、どの動作で困っているかを伺いながら進めます。

病気の診断や治療は、主治医が行います。

毎日の身体の状態を見ながら、動かしづらさに丁寧に向き合っていくことには意味があります。

リハビリを受けている方の場合は、必要に応じて、動作の練習を担当するリハビリの担当者とも身体の様子を共有し、それぞれの役割を確かめながら関わります。

「今日はできない」を、責めないで

朝の支度は忙しいものです。

デイサービスの迎えが来る。食事や服薬の時間がある。ご家族にも仕事や家事があるでしょう。

そんなとき、なかなか起き上がれない姿を見ると、つい「早くして」と言いたくなるかもしれません。

でも、ご本人は怠けているわけではなく、身体が思うように動かず、困っているのかもしれません。

「今日は少し時間がかかるね」

その一言だけでも、気持ちが楽になることがあります。

昨日できたことが今日できなくても、それだけで後退したとは限りません。

大切なのは、一日だけの変化に振り回されず、数日から数週間の身体の状態を見ていくことです。急な変化や、いつもと違う様子が続くときは、主治医に相談しましょう。

板橋区や練馬区で在宅療養を続ける方の朝が、少しでも穏やかな時間になるように。

株式会社アポロの訪問マッサージでは、筋肉や関節の状態だけでなく、その方の一日の暮らしにも目を向けながら施術を行っています。

よくある質問

朝のこわばりがあるときも、訪問マッサージを相談できますか?

原因によって異なります。こわばりの原因となる病気の診断と治療は主治医が行いますので、急な変化や続く症状は、まず主治医にご相談ください。訪問マッサージでは、医師の同意の範囲で、筋肉の緊張や関節の動かしづらさに合わせて施術を行います。

訪問マッサージのご相談

医療保険を使う訪問マッサージには、医師の同意が必要です。ご本人の状態や訪問先を伺ってご案内します。

訪問マッサージのご相談・訪問のご依頼は、お電話・公式LINE・お問い合わせフォームでお受けしています。

訪問マッサージのお問い合わせ先へ
電話で相談LINEで相談お問い合わせ