訪問マッサージ
「トイレだけは自分で行きたい」。在宅ケアで大切にしたい生活の願い
ご本人のトイレへ行きたい思いと、ご家族の介助への心配。生活の希望を共有し、医療・介護の担当者と相談するための視点を紹介します。
- 公開日
- 更新日
- 編集
- 株式会社アポロ
お体の変化や施術について気になることは、主治医や医療・介護の担当者へご相談ください。
高齢になり、身体が思うように動かなくなったとき。
その方が一番大切にしたいことは、歩く距離の長さだけでは語れないかもしれません。
自分で顔を洗いたい。好きな服を着たい。家族と同じ食卓につきたい。
そして、「トイレだけは、できるだけ自分で行きたい」。
そんな願いを持つ方もいらっしゃいます。
若いころには当たり前だったことが、病気や障害によって難しくなっていく。その変化は、身体だけでなく心にも大きく関わります。
人に頼ることへの、言葉にしにくい思い
排泄に介助が必要になることは、ご本人にとってデリケートな問題です。
家族に迷惑をかけたくない。恥ずかしい。できれば自分のことは自分でしたい。
長く家族を支えてきた方ほど、誰かに世話をしてもらうことに、複雑な気持ちを抱く場合もあるでしょう。
一方、介護するご家族には、ご家族の事情があります。
転倒が心配、夜中に何度も起きるのは大変、そばで介助したい。ご家族にも日々の心配や負担があります。
どちらの気持ちも、とてもよくわかります。
だからこそ、「本人がやりたいこと」と「お体の状態や介助の中で行えること」を、できるだけ丁寧にすり合わせたいと思っています。
たった数歩にも、大きな意味がある
トイレに行くという動作には、実はいくつもの動きが含まれています。
ベッドから起き上がる。立ち上がる。方向を変える。移動する。衣服を上げ下げする。そして、また元の場所へ戻る。
私たちが何気なく行っていることも、身体の動きが制限されている方には、一つひとつが大変な作業です。
だから、歩ける距離が伸びなかったとしても、立ち上がるときの介助が少なくなった、座る姿勢が安定した、身体の向きを変えやすくなったといった変化には、生活上の意味があります。
もちろん、そうした動作の変化が必ず得られるということではありません。
でも、その方がどんな生活を望んでいるのかを知ることで、支援の目標が見えてくることがあります。
マッサージと、生活を支える医療・介護の担当者との連携
医療保険の訪問マッサージは、医師の同意を得て、筋麻痺や関節拘縮などに対して行う施術です。
生活動作を評価し、必要な訓練や助言を行う訪問リハビリとの役割も、担当者に確認しながら考えます。
だからこそ、理学療法士や作業療法士、訪問看護師、ケアマネジャーなどと情報を共有することが大切です。
例えば、痛みや関節が動かしづらい方に対して、私たちは医師が同意した範囲で身体の状態に合わせたマッサージを行います。
同時に、リハビリの担当者が生活動作を評価し、福祉用具の担当者が手すりや歩行補助具を検討する。それぞれの役割がつながることで、ご本人の生活を支える体制が整っていきます。
一人の施術者がすべてを解決できるわけではありません。
でも、一人ひとりが同じ目標を理解して関わることには、大きな意味があると思います。
「できないこと」だけで、その人を見ない
身体が不自由になっても、その方の人生まで小さくなったわけではありません。
仕事をしてきたこと。家族を育ててきたこと。趣味を楽しんできたこと。何十年も積み重ねてきた暮らしがあります。
だからこそ、目の前の動きだけを見るのではなく、「その方は何を大切にしているのだろう」と考えていたいのです。
板橋区の成増、赤塚、上板橋ほか
練馬区の光が丘、田柄、春日町ほか
在宅療養を続ける方にも、それぞれの希望があるはずです。
「トイレまで行きたい」という願いも、ただの移動の話ではありません。
自分らしく暮らしたいという、大切な思いなのだと思います。
株式会社アポロの訪問マッサージでは、ご本人の生活上の願いにも耳を傾けながら、訪問マッサージに取り組んでいます。
訪問マッサージのご相談
医療保険を使う訪問マッサージには、医師の同意が必要です。ご本人の状態や訪問先を伺ってご案内します。
訪問マッサージのご相談・訪問のご依頼は、お電話・公式LINE・お問い合わせフォームでお受けしています。
訪問マッサージのお問い合わせ先へ