訪問マッサージ

「足がむくんでいるから揉んであげよう」その前に知ってほしいこと

足のむくみを揉む前に、片方の脚だけが急に腫れていないか、ふくらはぎの痛みや熱っぽさ、皮膚の色の変化がないかを確かめ、当てはまるときは深部静脈血栓症が隠れていることもあるため、自己判断で揉まずに速やかに医療機関へご相談ください。訪問マッサージでは、マッサージを行うかどうかを医師の判断をもとに確かめます。

お体の変化や施術について気になることは、主治医や医療・介護の担当者へご相談ください。

夕方になると、足がパンパンにむくんでしまう。

靴下の跡がくっきり残っていたり、靴が履きにくくなっていたり。

高齢の方には、こうした足のむくみがみられることがあります。

ご家族としては「少し揉んであげたら楽になるかな」と思うかもしれません。

そのお気持ちはよくわかります。ただ、むくみにはいろいろな原因があるため、最初に確認してほしいことがあります。

片方の足だけが急にむくんだら、揉む前に医療機関へ

むくみは、医学的には浮腫(ふしゅ)と呼ばれ、皮膚の下の組織に余分な水分がたまった状態です。

長時間座っていたことなどが関係する場合もありますが、心臓や腎臓、血管の病気などが原因となることもあります。

特に注意してほしいのは、片方の足だけが急に腫れた場合です。

ふくらはぎに痛みがある、熱っぽい、皮膚の色が変わっている。

そんなときには、深部静脈血栓症という病気が隠れている可能性があります。

これは脚の深い静脈に血の塊(血栓)ができる病気で、血栓が肺へ移動すると、命に関わる肺塞栓症を起こすことがあります。

そのため、片脚が急に腫れたときは、自己判断で揉まず、速やかに医療機関へ相談してください。急な息切れや胸の痛みなどがある場合は、救急対応が必要です。

むくみと一緒に、足首の動きや歩き方にも目を向けて

むくみのある方の中には、足首が動かしづらくなったり、足が重たく感じられたりする方もいます。むくみだけが転倒の原因とは限りませんが、足首の動きや歩き方も含めて身体の状態をみることが大切です。

足裏の感覚や歩くときの不安定さなど、むくみと一緒に見ておきたい変化は、コラム「足のむくみを『年齢のせい』で片づけないで」で紹介しています。

訪問マッサージでは、揉む前に原因と医師の判断を確かめます

訪問マッサージは、筋肉のまひや関節のこわばり(拘縮)などがあり、医療上マッサージが必要と主治医が認めた方が、医師の同意のもとで医療保険を使って受けられます。対象になるかは、病名だけでは決まりません。

施術では、筋肉の緊張、関節の動き、痛みや不快感などを確認しながら進めます。

むくみがある場合には、その原因と医師の判断を確認することが先決です。

医師がマッサージを行ってよいと判断した場合には、医師の同意の内容や身体の状態に合わせて、筋肉のこわばりや関節の動かしづらさに働きかけるとともに、むくみのある足にも配慮して施術を行います。

むくみの原因の治療は、医師が行います。施術の際に気になる変化があれば、主治医や訪問看護師と共有します。

私たち施術者にとって大切なのは、施術をすることだけではありません。

今の身体にマッサージをしてよい状態か、医師に確かめるべき変化はないか。そうした確認も、納得して施術を受けていただくために欠かせないことだと考えています。

「いつもと違う」に気づくことも、大切なケアです

毎日一緒に暮らしているご家族だからこそ、気づける変化があります。

「今日は靴下の跡がいつもより深い」

「昨日まで履けていた靴がきつそう」

「片方の足だけ、急に太くなった気がする」

そんな小さな気づきは、身体の状態を知る大切な手がかりです。

無理に何かをしてあげることだけが、優しさではありません。

いつもと違う変化に気づいて、必要な人に伝えることも、大切な身体のケアだと思います。

株式会社アポロの訪問マッサージでは、板橋区・練馬区を中心に、筋麻痺や関節拘縮などがあり、ご自宅や施設で療養されている方のもとへ伺っています。

足のむくみや動かしづらさが気になるときにも、身体の状態を丁寧に確認しながら、訪問マッサージでお手伝いできることを考えていきます。

よくある質問

高齢の方の足のむくみは、マッサージでよくなりますか?

医師がむくみの原因を確かめ、マッサージを行ってよいと判断した場合に、むくみのある足の状態に配慮して施術を行います。むくみの原因の治療は医師が行います。

急な片脚の腫れや痛み、熱っぽさがある場合は、マッサージをせずに医療機関へ相談してください。施術を行えるかどうかは、医師の判断や身体の状態に応じて確認します。

訪問マッサージのご相談

医療保険を使う訪問マッサージには、医師の同意が必要です。ご本人の状態や訪問先を伺ってご案内します。

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