訪問マッサージ
廃用症候群で、訪問マッサージの同意書はもらえる? 病名だけでは決まらないことと、主治医への相談
廃用症候群と言われた方も、訪問マッサージのご相談をお受けしています。同意書は、主治医が診察で、筋肉のまひや関節のこわばり(拘縮)など、医療上マッサージが必要な状態かを見て交付するもので、対象になるかは、病名だけでは決まりません。主治医に何を相談し、その前に何を確かめておくとよいかをまとめました。
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- 株式会社アポロ
お体の変化や施術について気になることは、主治医や医療・介護の担当者へご相談ください。
板橋区のご自宅で暮らす、ある方。
退院してから、ベッドで過ごす時間が長くなりました。主治医からは「廃用症候群」と言われています。最近は、ひざやひじが曲げ伸ばししにくそうで、着替えやおむつの交換のたびに、ご家族の手が要るようになってきました。
「廃用症候群という病名で、訪問マッサージの同意書はもらえるのだろうか」
ご家族がそう考える場面があるかもしれません。
廃用症候群という病名で、同意書はもらえますか?
訪問マッサージは、筋肉のまひや関節のこわばり(拘縮)などがあり、医療上マッサージが必要と主治医が認めた方が、医師の同意のもとで医療保険を使って受けられます。廃用症候群と言われた方も含め、対象になるかは、病名だけでは決まりません。
厚生労働省が示している同意書の様式の裏面でも、マッサージの療養費の支給対象は、一律にその診断名によることなく、筋麻痺・筋萎縮・関節拘縮等、医療上マッサージまたは変形徒手矯正術を必要とする症例とされています。
療養費の留意事項では、同意書は、医師の医学的所見や症状の経緯などから判断して発行されるものとされています。
医療保険により、施術費用の一部負担で施術を受けることができます。医療保険での施術には、医師の同意が必要です。療養費を支給するかは、医師の同意の内容などをもとに保険者が判断します。
病気の診断と説明は、主治医が行います。お体の状態で気になることは、主治医にご相談ください。
同意書には、病名のほかに何が書かれますか?
厚生労働省の同意書の様式(あん摩マッサージ指圧療養費用)には、傷病名・発病年月日・診察日の欄のほかに、次のような欄があります。
- 症状:筋麻痺・筋萎縮のある部位(躯幹・右上肢・左上肢・右下肢・左下肢)と、関節拘縮のある関節(左右の肩・ひじ・手首・股関節・ひざ・足首)に○をつける欄。筋麻痺・筋萎縮・関節拘縮のほかに、医療上マッサージを必要とする症状や、ほかの部位への施術が必要な理由を書く「その他」の欄
- 施術の種類と施術部位:マッサージと変形徒手矯正術
- 訪問または往療:必要とするかどうかと、その理由
- 注意事項等:施術に当たって注意すべきことがあれば、医師が記載する欄
同意書は、病名に加えて、どこにどのような症状があり、どの部位に施術が必要かを、主治医が診察のうえで記載する様式になっています。
ご自宅に伺う訪問施術には、往療に関する同意も必要です。往療の欄と、介護保険の要介護度の関係は、コラム「介護保険のサービスを使っていても、訪問マッサージは受けられる?」の「介護保険の要介護度は、同意書と関係がありますか?」で紹介しています。
同意書は、誰に、どのように頼みますか?
同意書をお願いするのは、原則として、その病気で今診てもらっている主治医です。同意書の様式の裏面では、患者さんから同意書の発行の依頼があった場合、医師が診察し、同意書を交付するよう案内されています。
通院が難しく、寝ている時間が長い方は、次の診察の予定に合わせて、訪問マッサージを考えていることと、困っている動作を主治医にお伝えいただくこともできます。診察をどのように受けて同意書をお願いするかは、主治医の医療機関にご相談ください。同意書は、主治医が直接お体を診察したうえで交付されます。
同意する医師や訪問施術のしくみは、コラム「パーキンソン病で在宅療養している方の訪問マッサージ」の「パーキンソン病の方のマッサージに、医療保険は使えますか?」でも紹介しています。同意の有効期間は「主治医の同意について」をご覧ください。
同意書のご依頼のお手伝いについては、お電話でご確認ください。
主治医に相談する前に、何を確かめておくといいですか?
同意書の欄にあわせて、ご本人の様子を分かる範囲で確かめておくこともできます。私たちへのご相談のときも、お聞かせください。
- 曲げ伸ばししにくい関節や、動かしにくい腕・脚の場所
- 着替え・寝返り・おむつの交換・立ち上がりなど、介助が要る動き
- 一人で通院や外出ができるか、付き添いやタクシーなどが要るか
- 主治医の診察の状況と、同意書について相談したかどうか
- 医療機関で受けている施術やリハビリテーション
- 要介護度(分かれば)と、今使っている介護サービス
- ご自宅や施設のある区と町名
同意書の様式の裏面では、医療機関で同じ病気について医療上のマッサージ(リハビリテーションで行うものを含む)を受ける日は、医療機関での治療が優先され、その日は、マッサージの療養費の支給を受けられないとされています。今受けている施術やリハビリテーションは、主治医にもお伝えください。
病名に加えて、筋肉のまひや関節のこわばり、通院の状況などを確かめることは、「病気や後遺症がある方のご相談」でもご案内しています。お問い合わせフォームには、くわしいご病状をご記入いただかなくても大丈夫です。
訪問マッサージでは、どのように施術を行いますか?
株式会社アポロの訪問マッサージでは、あん摩マッサージ指圧師(国家資格保有)が、ご自宅や入居されている施設に伺います。着替えや寝返りなど、どの動作で困っているかを伺いながら、医師の同意の範囲で、あん摩・マッサージ・指圧を身体の状態に合わせて組み合わせて行います。
医療的なケアは医師・看護師が行い、私たちはあん摩マッサージ指圧の施術を行います。施術に当たって注意すべきことがある場合は、同意書などで医師から施術者に伝えられることになっています。
ご利用の方の多くは、年齢とともに歩くことや身の回りのことが難しくなり、介護を受けているご高齢の方です。お子さまから大人の方まで、障害や難病のある方、がんで在宅療養をしている方、終末期の方など、お体の状態に特に配慮が必要な方への訪問にも携わってきました。医療保険の対象になるかは病名だけでは決まりませんので、分からない場合もご相談ください。
私たちは、板橋区・練馬区を中心に、豊島区・北区の一部へ伺っています。訪問できる曜日と時間は、お電話でご確認ください。
よくある質問
- 廃用症候群と言われました。訪問マッサージを相談できますか?
ご相談いただけます。筋肉のまひや関節のこわばり(拘縮)などがあり、医療上マッサージが必要と主治医が認めた方が、医師の同意のもとで医療保険を使って受けられます。対象になるかは、病名だけでは決まりません。くわしくは「廃用症候群という病名で、同意書はもらえますか?」をご覧ください。
- 同意書は、どの医師にお願いすればいいですか?
原則として、その病気で現に診察を受けている主治医です。同意書は、オンライン診療ではなく、主治医が直接お体を診察したうえで交付されます。くわしくは「同意書は、誰に、どのように頼みますか?」をご覧ください。
参考にした情報
- 厚生労働省「はり師、きゅう師及びあん摩・マッサージ・指圧師の施術に係る療養費の支給の留意事項等について」別添2(2026年11月9日確認)
- 厚生労働省「同意書・診断書(あん摩マッサージ指圧療養費用)」別添2 別紙1(2026年11月9日確認)
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