エピテーゼ
エピテーゼとは? 体の一部の見た目を補う、着けたり外したりできるパーツ。部位と、ほかの方法との違い、相談先
エピテーゼとは、病気や事故、生まれつきの理由などで変化した体の一部の見た目を補う、着けたり外したりできるシリコーン製のパーツです。一般に乳房・耳・鼻・指・目などの部位のものがあり、乳房エピテーゼ(肌に貼り付けて使う人工乳房)は、手術を伴わずに、体の外側に着けて胸の見た目を補う方法の一つです。
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- Apollo medical art(株式会社アポロ)
このコラムのまとめ
- エピテーゼは、体の一部の見た目を補う、着けたり外したりできるパーツです。英語では prosthesis と呼ばれ、体の外側に着けて使います。
- 機能を補う義手・義足とは役割が異なり、見た目を補うためのものです。乳房再建手術や補整下着・パッドとは、使い方や相談の進め方が違います。
- 下着やパッドは看護師などの医療者や、がん相談支援センターに相談できます。エピテーゼのご相談は、Apollo medical art でもお受けしています。
使い始める時期や合う製品は、手術の後の回復や皮膚の状態によって変わります。必要に応じて、主治医へのご確認をお願いしています。
「エピテーゼ」とは、どんなものですか?
病院でもらった資料や、区のホームページで「エピテーゼ」という言葉を初めて目にして、「何のことだろう」と調べ始める方がいます。読み方も意味も、まだあまり知られていない言葉かもしれません。
エピテーゼは、病気や事故、生まれつきの理由などで変化した体の一部の見た目を補う、着けたり外したりできるシリコーン製のパーツです。英語では prosthesis と呼ばれ、体の外側に着けて使います。
呼び方は、資料によって少しずつ違います。たとえば区の助成制度の案内では、板橋区は「エピテーゼ(人工ボディパーツ)」、練馬区は「エピテーゼ(義眼等の補整用人工物)」と書いています。対象になる方の条件や品目は区によって違い、どの品目に当たるかは区が判断します。購入の前に、お住まいの区のホームページでご確認ください。
乳房・鼻・耳・目の周り・指など、どんな部位のエピテーゼがありますか?
一般に、乳房・耳・鼻・指・目などの部位のものがあります。
乳房エピテーゼは、乳がんの手術の後などに、体の外側に着けて使います。乳輪・乳頭の部分だけを再現したニップルエピテーゼもあり、乳房再建の後に、乳輪・乳頭の見た目を補いたい方の選択肢の一つです。
Apollo medical art(株式会社アポロ、東京都板橋区)では、乳がんの手術の後などに使う乳房のエピテーゼを中心に、ご相談と製作をお受けしています。乳房以外の部位のご相談もお受けしています。たとえば、次のようなお問い合わせです。
- 鼻を切除した後など、鼻の見た目を補う方法を知りたい
- 小耳症や耳の欠損で、人工の耳について相談したい
- 眼球摘出や眼窩内容摘出の後、目の周りの見た目(眼窩エピテーゼ)について相談したい
- 指の切断や指先の欠損で、シリコーン製の指について相談したい
乳房以外の部位の製作をお受けする範囲、着け方、製作の進め方、期間は、ご相談の内容に応じて確認します。乳房以外のエピテーゼと、自治体の助成制度については、コラム「乳房だけではないエピテーゼ」でご紹介しています。
義手・義足とは、どう違いますか?
エピテーゼは、機能を補う義手・義足とは役割が異なり、見た目を補うためのものです。指のエピテーゼのご相談でも、外見を補いたい部分や、形・色のご希望を伺います。
乳房再建手術や、補整下着・パッドとは、どう違いますか?
乳がんの手術の後に胸の見た目を補う方法には、乳房再建手術、乳房エピテーゼ、補整下着・パッドなどがあります。
国立がん研究センターのがん情報サービスでは、乳房の再建を、自家組織やシリコンなどの人工物を用いて新たに乳房をつくることと説明し、受けるかどうかは担当医とよく話し合って決めるよう案内しています。乳房手術後専用の補整下着や、パッドなどを入れて調整する方法も紹介されています。
| 方法 | 使い方・形や色の合わせ方 | 選ぶときのご相談 |
|---|---|---|
| 乳房エピテーゼ | 体の外側に着け、着けたり外したりできます。フルオーダーは形や大きさ、肌の色合いに合わせて製作し、セミオーダーは用意されたサイズや色から選びます。 | 使い始める時期は、主治医へのご確認をご案内しています。 |
| 乳房再建手術 | 手術を伴う方法です。 | 方法や時期は、主治医にご相談ください。 |
| 補整下着・パッド | 服を着たときの胸のふくらみを補います。パッドは用意されたサイズから選びます。 | 使う場面や、ご希望に合うものをご検討ください。 |
「人工乳房」という言葉は、資料によって指すものが違うことがあります。板橋区の助成制度の案内では、「人工乳房(直接肌に張り付けて使用するもの)」と書かれています。乳房エピテーゼは、この肌に貼り付けて使う人工乳房です。
乳房再建手術とエピテーゼには、それぞれ特徴があります。どちらが合うかは、主治医にご相談ください。乳房エピテーゼを形・重さ・装着感から考えるときは、コラム「乳房エピテーゼの選び方」をご覧ください。
補整下着・パッドやエピテーゼのことは、どこに相談できますか?
がん情報サービスでは、下着の選び方やパッドの調整に悩んだときや、補整下着の種類や購入場所を知りたいときは、看護師などの医療者や、がん相談支援センター(全国のがん診療連携拠点病院などにある、がんに関する相談窓口)に相談できると案内されています。
Apollo medical art では、エピテーゼのご予約とご相談を、エピテーゼ専用の公式LINEとお問い合わせフォームでお受けしています。エピテーゼの製作は、ヒューマンアートラボの監修を受けています。ご相談・型取り・お渡しの場所は、お問い合わせでご案内します。
オーダーで作るときの流れは、コラム「シリコーン製の人工乳房(乳房エピテーゼ)は、どこで、どのように作れる?」でご紹介しています。
よくあるご質問
- 乳房エピテーゼを使うのに、手術は要りますか?
エピテーゼは体の外側に着けて使い、着けたり外したりできます。乳房エピテーゼは、手術を伴わずに、胸の見た目を補う方法の一つです。使い始める時期は、必要に応じて主治医にご確認ください。
- 指や耳、鼻のエピテーゼも相談できますか?
乳房以外の部位のご相談もお受けしています。鼻・耳・目の周り・指など、補いたい場所とご希望をお聞かせください。製作をお受けする範囲や進め方は、ご相談の内容に応じて確認します。
- 再建手術とエピテーゼのどちらにするか、まだ決めていません。
再建手術を受けるか迷っている方、再建までの間の見た目を補いたい方のご相談もお受けしています。どちらが合うかは、主治医にご相談ください。
アポロからのメッセージ
看護師の鵜澤美保が、乳房エピテーゼのご相談と製作に携わっています。認定NPO法人 乳房健康研究会のピンクリボンアドバイザー上級の認定を受け、乳がんに関する知識を学んでいます。
再建手術を希望する方、エピテーゼを選ぶ方、補整を希望しない方など、それぞれの選択があります。何を補いたいか、どのような場面で使いたいかを伺い、ご本人の生活やご希望に合うかを大切にしています。外見の変化に向き合う方が、その方らしく過ごすためのお手伝いをしたいと考えています。
製品の種類は製品ごとのご案内、乳房以外の部位は鼻・耳・目の周り・指など、乳房以外のご相談でご案内しています。
参考にした情報
- 国立がん研究センター がん情報サービス「乳がん 治療」(2026年11月8日確認)
- 国立がん研究センター がん情報サービス「乳がん 療養」(2026年11月8日確認)
- 国立がん研究センター がん情報サービス「『がん相談支援センター』とは」(2026年11月8日確認)
- 板橋区「がん患者等アピアランスケア支援事業」(2026年11月8日確認)
- 練馬区「アピアランスケア費用助成事業」(2026年11月8日確認)
エピテーゼのご予約とご相談は、エピテーゼ専用の公式LINEとお問い合わせフォームでお受けしています。
エピテーゼのご相談・ご予約へお名前・ご連絡先・ご用件だけで、お問い合わせいただけます。ご病状などのくわしい内容は、ご記入いただかなくても大丈夫です。
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